ランチで北千住駅前のタイ料理「ライカノ」へ。午後１時半過ぎの時間帯だったが、店内はほぼ満席。たまたま２人がけ１テーブルが空き、すんなり入店できたが、その後は店を後にした午後２時過ぎでも行列ができていた。主に女性グループとカップル客で、ひと頃の「孤独のグルメ放映後」のにぎわいを思い…… more 出した。この日選んだのは、タイ料理の「森のカレー」と呼ばれる「ゲーンパー」。「森の～」と聞くと良いイメージが広がるが、残念ながら真逆のネーミングで、「ココナッツが採れない、森でも作れるゲーン」の意味合いとなる。それでも「野菜ときのこ、タイハーブ、肉もあり」の「森の幸ふんだん」なので、良いイメージもある。また、ココナッツミルクが入らないので、タイハーブやトウガラシのストレートな香味と辛さが特徴でもあり、「辛いゲーン」の代表的な存在でもある。だからか、タイ語で「辛口」リクエストをしたところ、タイ人のホールの女性に「もっと辛く？」と日本語で復唱されてしまった～。この「ゲーンパー」セットが手元に運ばれてきた瞬間に、なつかしいようなタイハーブの香りが漂ってきた。「おっ、もしかしてガチャイ（クラチャイ）じゃない？」と意表を突かれた感じで、それだけでもテンションが上がった。「ガチャイ（クラチャイ、和名オオバガジュツ、ショウガ科）」は、タイハーブと言っても、「皮付きゴボウの香り」と「ほんのりショウガの香り」の中間ぐらいなので、芳香とは必ずしもだが、タイ現地でも「クラチャイ・ダム」という近親種が強壮作用だったり、コロナ対策で脚光を浴びた時もあったらしい。そんな「ガチャイ（クラチャイ）」のほかに、ふくろ茸（ヘットファーン）、ササゲ（トゥアファクヤーオ）、タケノコ（ノーマイ）、タイバジル（ホーラパー）、豚肉、しめじに赤トウガラシなどなど。ベースはレッドカレーで、汁ものスタイルではなく、ぶっかけごはんとしてもおいしく楽しめた。 続きを読む close

タイ料理「ライカノ」（北千住）でタイハーブ香る森のカレー「ゲーンパー」セット