今回は「２０２１年タイ料理マッサマンカレー　推しの３皿」と題しお届けしたい。そして「牛めし　松屋」が２１年はメニュー提供してくれたものの、タイ式とまでの満足度には物足りず、２２年に再発売への期待も書いてみたい。まず１皿めは、JR上野駅近くアメ横ガード下の「タイ料理メーアン」の「鶏…… more 肉のマッサマンカレー」から。「マッサマン」はタイカレーの中でも異質なホールスパイスも多用する。そしてタイでも本場とされるタイ南部出身者の作るひと皿はひと味違う。これは「子供のころから慣れ親しんできた故郷の味」という重みがあり、こちらのコック氏は南部はナコンシータマラート出身で、「スパイシーで奥深い味わいのザ・マッサマン」とでも呼びたくなるひと皿だった。クミン、コリアンダー、クローブが香り、「スパイシーながら、辛さはほど良いレベル」なのが印象に残っている。日本人オーナー氏が、「ウチの店のマッサマンは自信作」と話していたのことにも納得だ。（※紹介はこちら）２皿めは、田端の「ポム　タイ料理」のオーナーシェフ・ポムさん作の「鶏肉のマッサマンカレー（ゲーン・マッサマン・ガイ）」。ポムさんも、タイ南部はサムイ島の玄関口にある港町スラータニ出身、さらに店のウリも「タイ南部料理」。そんな「ゲーン・マッサマン」は、スパイシーながら甘さ＋ほんのり辛いぐらいのレベルの現地仕様ノーマルから、ポムさん自身も大好きな、南部ならではの激辛仕様まで臨機応変に作ってくれる。そう、日本でも珍しいスパイシー＆ホットな「マッサマン」が味わえるのが「ポム　タイ料理」。辛党としても外せない店である。（※紹介はこちら）３皿めは、タイカレーでは毎度イチ推しさせてもらっているＪＲ上野駅前のタイ料理「シヤートムヤムクンポーチャナー」の「鶏肉のマッサマンカレー」を。やはりすべてのタイカレーを自家製カレーペーストにこだわっており、色合いの濃さと濃度の違いが写真からでも伝わってくる。「シヤートム」では、深煎りピーナッツをたっぷりと使用、仕上げにココナッツミルクを加えている。具も王道の「鶏肉」「じゃがいも」に「ブロッコリー」「にんじん」「青トウガラシ」の構成。本来は「辛いマッサマンの店」ではないが、お願いすれば辛口でも仕上げてくれる。タイ南部出身コック氏の店ではないが、そこは「都内屈指のタイカレーが食べれる店」として外せない。（※紹介はこちら） 続きを読む close

２１年タイ料理「マッサマンカレー」推しの３皿と「牛めし　松屋」に２２年の期待