東京・十条は仲通り商店街奥（※ＲＯＵＴＥ２０２０トレセン通りそば）に２０年末オープンしたバングラデシュ・インド料理の新店「ベンガルレストラン」に平日の仕事帰りに再訪してきた。（※旧西インド料理「モンカレー」跡）。オーナーがバングラデシュ食材専門店の方、コック氏はインド・コルカタの…… more 方で営まれている店だ。（※店頭左が「スターケバブ」の販売屋台。右が「ベンガルレストラン」となっている）今回も前回と同じように前菜で「マスタードオイルサラダ」を注文、マスタード特有の揮発香と独特の風味に特徴がある。特に生のスライスオニオンとの相性は抜群で、それこそ前菜でなく、アチャールの代わりでも充分にいけそうだ。バングラデシュ＆インド・ベンガル地方ではマスタードオイルが今でもポピュラーな存在で、料理にも多用されているそうだ。（※インドの他のエリアでは少数派だという）そんな話をコック氏から聞きながら、「エビカレーを辛口で、合わせるのはタンドリーロティ」で注文した。写真の「エビカレー」は器が深すぎて、たっぷり使ってくれている「エビ」が沈んじゃってるので、スプーンを差し込み底上げして撮影したもの。こちらも目の前に運ばれてきた瞬間に、マスタードの風味がほんのりと漂ってくる。ここに「タンドリーロティ」の小麦が焦げるようなロースト香がプラスされ（小麦の全粒粉使用）、ウエットスパイスのダニヤ（パクチー）の芳香も加わり、お見事な香りの三重奏である。見た目もシンプルではあるが、作りはていねいで、スープ状からやや粘度が入った程度の「エビカレー」の味わいも、ストレートに「エビの旨みとマスタードを起点としたスパイスとトマト由来の酸味のバランス」が心地よく、先客なしの貸し切り状態の店内（※テイクアウトのお客さんはこの間にも来店していた）でゆったり楽しませてもらった。※２０年１２月１８日にオープン（初訪問）　こちら close

十条のインド・バングラデシュ料理新店「ベンガルレストラン」で「エビカレーとマスタードオイルサラダ」（２食め）