秋葉原まで移動して、これはある意味チャンスなのではないか、と。何故なら、普段ここまで来たら、水戸へ帰るかマハラニへ行くかのほぼ二択です。しかし今はマハラニで食べる程の空腹感はありません。そして昭和通り沿いには気になりつつもマハラニ優先で一度も寄ったことのないフジヤマドラゴンカレー…… more があるのです。意を決して昭和通口に出て、岩本町駅に向かって進みました。 フジヤマドラゴンカレーはビルの二階にあり、細い階段を昇って入店します。一見さん的には入り難さを覚えるところですが、店頭の歩道や踊り場には案内だったり食品サンプルだったりがディスプレイされて入り難さを軽減してくれました。 店内は入って左側に厨房、入口右すぐにレジがあり、前方と右の窓際は客席になってます。振り返ると壁一面が名言集やら記事やらで埋め尽くされ、拘ってます感の演出。こういうのもきっと大事なんでしょう。 メニューを眺めた感じでは、キーマカレーとそこへのトッピングでバリエーション展開してる感じです。お願いしたのは基本のフジヤマドラゴンカレーにチキンカツを乗せた、手仕込みチキンカツカレー980円です。オプションの辛さは標準、にんにくはなし、ネギは有り、生卵は有りでお願いしました。 ほんの数分でカレーが到着。チキンカツが熱かったので、想像するにチキンカツを二度揚げしてたんでしょうかね。カレーだけなら一瞬でやって来たかもしれません。 チキンカツはバリッとした硬めの衣ですが、肉の方は柔らかくふっくら。これ好きです。 カレーは少し甘い香りの混じった香りで、辛さは抑え目ながらクローブやフェンネルでしょうか、刺激はそこそこに感じられます。キーマカレーがベースと言っても、ルウと具は別々で、ルウは滑らか具なし。甘さが複雑で様々な具を受け止められるように作ってある感がありました。 面白いと思ったのは、テーブルに置かれた魔法瓶。白湯スープが入ってまして、これを使ってカレーを伸ばして好みの濃さにできる、或いはカレースープとして飲むことができるという点。後で教えて貰ったんですが、他にもこういうサービスがあるお店があるとのこと。そちらのお店はカレーが最初濃厚な状態で供されて、それを好みの濃さに調整できる、というものでした。こちらは最初の段階で標準的な濃さで、それをそば湯の如く薄めて飲めるという違いはありますが、あまり聞いたことのない仕組で私は初めての遭遇でした。 ここで使ってるのは鶏白湯でしょうか、単に薄くするのではなく、出汁の効いたカレースープが出来上がるのがなかなかに楽しい体験でした。 これ、豚骨スープにするとか野菜スープにするとか、お店の個性も演出できそうで可能性の大きなサービスって気もします。 フジヤマドラゴンカレー、場所はこちら。秋葉原駅昭和通口を出てそのまま昭和通沿いに岩本町駅方向へ歩き、神田川を渡った先のブロック最初のビルの２階です。１階にはカメラのにっしん本店があり、その岩本町駅側に入口階段があります。 千代田区神田岩本町1-13　清新ビル2F 10月20日のことなんですが、浅草橋駅のすぐ脇で路地を覗き込んだら、フジヤマドラゴンてお店がありました。浅草橋店て書いてあり、カレーもあったので、もしかしてフジヤマドラゴンカレーが何店か展開してるんでしょうか。そのお店はサムギョプサルもやってましたが。 close

1月20日のおやつカレー