正月早々にバングラデシュ料理店の話題が飛び込んできました。11月末に羽鳥駅近くにバングラデシュ料理が食べられるサイハンというお店がオープンしたとのこと。メニューや料理の話を聞いてうずうず。早速場所を調べてみると、これTARAが勝田から移転した場所じゃないですか。しかしTARAの名…… more 前は既になく、アップされた写真を見るとマナカマナそっくりのカトマンズなるお店が。あらま。勝田も羽鳥も短かったなあ・・・ で、その建物の向かって左側で地味な店構えなのがサイハンのようです。水戸から石岡までよく使ってるR355からは直ぐの位置、これは行ってみるしかなかろう、と家を出ました。 自宅からサイハンまでは下道で45分。水戸～岩間で高速に乗れば30分程度になるようです。 到着したのは丁度お昼時でしたが、お客さんの姿はなし。カトマンズの方も車が止まってませんでしたから、正月だったからと思いたいところです。 店内は広々としたボックスシートが５つ程。カウンターもありますが座席はなし、右奥には小上がりも見えましたが、客席として使用しているのかは解りませんでした。 お願いしたのはブナキチュリとマトン肉じゃがセット1300円、相方はバングラデシュマトンビリヤニセット1200円。マトンビリヤニの方は辛さを訊かれたので、現地の辛さでとお願いしました。ブナキチュリの方は「辛いけど大丈夫？」と。辛さどうするかは訊かれませんでした。 更に砂肝のねぎたっぷりいため300円を追加で。 先にやってきた砂肝はスパイスを殆ど感じない、日本の呑み屋さんで出て来そうな雰囲気。これってバングラ料理なのかしらん、と思っちゃうほど違和感なく食べられました。特にゴマ。 ブナキチュリは黄色い炊き込み御飯で、豆が一緒に入っています。日本の豆御飯より豆が硬めで食感の変化が楽しい上に、豆の旨味が御飯に染みて、これだけで茶碗三杯いけそうです。マトン肉じゃがはやや赤味がかったカレーの中に、皮付きのジャガイモと大振りの肉が豪快に転がってます。ジャガイモは皮近辺もえぐみを感じず肉味にも埋没せず、しっかり自己主張。それでいて調和が取れてるのはカレーのおかげでしょうか。でもこれ、醤油やみりんで味付けしたらどうなるだとう、なんて興味を覚えるのは家庭的な雰囲気のおかげかも。使ってる食器の雰囲気かもしれません。 これがブナキチュリともよく合って、初回から良いモノ食べられたぜ気分に浸りました。 ビリヤニはマトンとチキンで使う米を換えているそうで、チキンはバスマティ、マトンはチニグラを使っているとのこと。見た目は均一の色で、見慣れたビリヤニとはだいぶ違う雰囲気です。そういや静岡ベンガルキッチンのビリヤニもこんな感じの見た目でしたし、バングラのビリヤニはこんな感じが標準なのかもしれません。味は穏やかな刺激と濃厚な旨味で、インドのビリヤニよりも日本の炊き込み御飯に近い雰囲気を感じました。 最後にラッシー300円とマンゴーラッシー300円を。 甘くて酸味が殆どなく、とろみの強いもの。ライタに使っているもの同様、自家製のヨーグルトで、少しだけ塩を感じます。その分甘味を強く感じるんでしょうね。 支払い時に御主人とお話。以前は小岩でタッスミーアというお店をやってらしたそうです。成程、日本語が上手で意思疎通に殆ど困りません。 バングラデシュ料理はインド料理と比較してスパイスを余り使わないそうです。確かにこの日の料理、香りや刺激は控え目でした。曰く、スパイスの香りよりも素材の香り、なのだそうで。 魚料理がないのがちょっと残念。とはいえ都内ならともかく、茨城の片田舎では材料入手に苦労しそうです。更にTwitter経由の情報では、デザートは小岩時代に甘過ぎる、と敬遠されたそうで、メニューには入れてないのだとか。魚＆スイーツ、予約したらお願いできるかしらん？パーティーやってみたいな。なんて微かな野望を抱いてたりします。 サイハン、場所はこちら。羽鳥駅前から東に伸びる道路を直進、常磐道をくぐって右側にエコスが見えたら減速、その先ウェルシアの向かいにある長屋状の建物の一番羽鳥駅側です。駐車場はお店の前に。 小美玉市羽刈631-4 close

1月4日のカレー