午前中の打合せを終えて非常に半端な時間となったので、ちょいと足を伸ばして行ってみましたモンターズレストラン。アルヌールがオーナーチェンジした、という話は年度当初辺りに教えて頂いていたのですが、何せこちらの仕事が終わって久しいのでなかなか寄れる機会が無いのです。 てことでかなり懐か…… more しい気分でお店に到着すると、真新しい看板が迎えてくれました。とは言っても新しいのは道路沿いの看板と建物の上にある看板だけで、それ以外はアルヌールのまま。建物の横にもアルヌールの名前が残ってたりします。 店内に入るとインド人のお二人が迎えてくれました。シェフは少しふっくらしたでしょうか。ウェイターさんは一時帰国したまま再開できないうちに寄れなくなっていましたのでお久し振りです。もしかしてこのまま？という不安もありましたので、復帰された姿が見られて嬉しいの一言です。 ランチメニューは一枚もので、ちら見する間も無く「今日のスペシャルはマトンビリヤニ」と案内があったのでそれをお願いしました1000円。ドリンクが付くというのでコーラをお願いしました。ドリンクの案内の時に、コーラだけに力が入ってるように聞こえたものでして。他はチャイ、ラッシー、オレンジジュース等が選べるようでした。 注文と同時にメニューも下げてしまったので、メニューの内容は解りません。アルヌールのものを継続使用してるんでしょうか。 注文取りに来てくれたのはシェフで、ウェイターさんは奥で何か生地を丸めています。入店時にはお二人でその作業をやってましたので、これまで通り完全な分業ではなくそれぞれができることをやる、的運用のようです。 アルヌール時代のマトンビリヤニは一度だけ食べた事がありますが、チキンビリヤニの味付けにマトンという組合せで少しちぐはぐさ、というか好みとは少しずれてると感じました。アルヌールのチキンビリヤニは個人的に世界一なんですが、それはチキンビリヤニに特化した味付けだからなんだな、と納得したのを覚えています。なので今回マトンビリヤニあるよと案内された時にちょっとした～0.2秒くらい～躊躇がありました。それでも金曜じゃないのにビリヤニ食べられるなら食べておこう、と乗っかったのです。 で、今回食べたマトンビリヤニ、前回とは別物でした。色付き米のグラデーションと緑のコリアンダーが華やかな雰囲気を見せるそれは、ぱっと見チャスカやチャエカナで食べた事あるものと良く似ています。しかしその風味は異なっており、とにかくスターアニスが大量に～ホールが２つ、そしてバラバラになった小片もかなりの数が確認でき、甘い特徴的な香りが主導権を握っています。他にブラック、グリーンのカルダモンやクミンの姿が見えますが、チキンビリヤニで目立ったアルブハラやテージパッタ、更にシナモンの姿も見当たりません。肉は柔らかく、癖がないどころかマトン特有の臭いも殆ど感じられず、むしろ物足りなっちゃうほど。しかし肉の味は濃く、今自分は何を食べているのだろう、てな気分に迷い込むのでした。 マトンビリヤニとしては前回食べた物より今回食べた物の方が圧倒的に好きですが、こうなるとチキンビリヤニも別物になってるんじゃないかという心配も。あのチキンビリヤニは変わっていて欲しくないところですが、果たしてどうなんでしょう。 金曜日の少し早い時間に寄れる機会があるならば、そこは迷わずモノにしたいところです。早い時間が無理なら昼食時を少し外した遅い時間とかね。 close

6月13日のカレー