これはカレーなのか？と考えさせられるカレーが、中華街にあった。 小籠包でもない、肉まんでもない、中華料理でもない。寿司ベースのオルタナティブカレー。 その名もシャリランカカレー。（諸事情あり、10月1日から現在は営業していないようです） 訪問して行列にビビったが、隣…… more はおかゆやさんの行列だった。シャリランカカレー自体はそんなに混んではいなかった。 本日のマリネは鯛とのこと。せっかくなのでデラックスを注文。 スープがわりにまず出汁が提供される。 そして、どどーん！ ドラゴンのような見た目。 中心に据えられた酢飯の上にさまざまなおかずが乗り、周りをカレーあんが取り囲む。 ガリのピクルス、鯖味噌ドライカレー、マグロの唐揚げ、メカジキのフライ。。 手前にはポテサラ状のものも乗っている。鰹出汁のくずあんは、とろとろとしており酢飯に絡む。 このカレーあんは、11種類ほどスパイスを使っているという。スリランカカレーに習っているということなので、おそらくターメリック、チリ、クミン、コリアンダー、セイロンシナモン、クローブ、カルダモン、マスタードシード、フェンネルあたり、さらにモルジブフィッシュやカラピンチャ？あたりのスタンダードなスパイスを使っていたと思う。 個人的には酢飯との取り合わせがあまり得意ではなかったが、考えさせられる一皿であった。これは、カレーなのだろうか。いや、カレーである。というか、寿司こそがカレーなのではないか？ などと堂々巡り考えているうちにいつのまにやら食べ終わってしまう。 出汁を使ったオルタナティブなカレーは近年流行ってきているが、出汁を専門に扱うとも言える寿司屋からのカレーに対するアプローチは今まであっただろうか？ 寿司とスリランカカレーの融合。カレーというのは文化と文化が出会うところに生まれる食べものだ。 close

これはカレーなのか。中華街の寿司屋の間借り、シャリランカカレー